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くすりの話


症状、効果別の薬による時間差攻撃

若いお嬢さんたちは、贈り物をするとき、品物はもちろんですが、それを包むラッピングにもたいへんな気を使いますね。

薬にも、それと同じように特別なラッピングをしたものがあります。

慢性の病気や胃潰瘍など、長期間飲まなければならない薬や、喘息やアレルギー性鼻炎の薬のように長時間効いてほしい薬などに、最近は1日1回飲めばすむような薬がふえています。

このような薬は「持効性製剤」といわれ、見た目には、何でもないふつうのカプセル剤や錠剤のように見えますが、特別な工夫がされているのです。

胃では溶けずに、腸で溶けるようにした「腸溶錠」。また、バレーボールの“1人時間差攻撃”のように、カプセルの中に詰まっている小さな粒一つひとつが、一度に溶けずに、徐々に溶けるようになっている「徐放剤(じょほうざい)」など。

持効性製剤のラッピングは、理由ありの大切さ。少しでも破れたのを飲んだり、口の中で噛んで破いたりしてはいけません。

というのは、1日分の量が1つのカプセルに入っているので、中に詰めてある薬の量が多いのです。少しずつ溶けるようにしてある薬が一度に溶けだすことになり、効きめが強く表れたり、副作用が出たりして危険です。カプセルから出すようなことは絶対にしないでください。

好きな彼には、心をこめた特別製のラッピングをする娘。お父さんの誕生日には、せめて新聞紙で包んだだけのプレゼントでもいいんだけどなあ〜。


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