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くすりの話


「水銀式」と「電子式」の体温計

最近、よく使われている電子体温計ですが「どうも水銀体温計よりも正確でないような気がする」といわれます。

JIS規格では、水銀体温計は0.2度、電子体温計では0.4度の誤差までは認められています。

0.4度と言っても、あまりピンときませんが、セ氏36.8度とセ氏37.2度といつたらどうでしょう。セ氏36.8度は”平熱”で、セ氏37.2度では”熱”があると判断されることになります。

ふつう、体温はわきの下で測ります。口中に比べると、わきの下は外気に触れたり、衣類に熱を奪われたりして、相当に低くなっています。体温計をはさむと、それが血液の循環によって徐々に上がり、体の深部と同じ温度になります。これを「平衡温」といい、それを測るのです。

お年寄りの場合、平衡温になるのに30分以上かかることもあり、注意が必要です。

表示温度にバラつきがあるといわれる電子式ですが、時間をかけて測りさえすれば、水銀式でも電子式でも正確さはほとんど変わりません。およそ、5分間測ってもらえば、まず大丈夫です。

ただし、寒気がするときは少し違います。寒気は、熱がダッシュしようと助走を開始しているところ。ゴールインするのを待ってから測りましょう。そうしないと「家では37.5度だったのに、病院で測ったら39度もある」。ウチの体温計おかしいのでは? ということにも・・・。

あらぬ疑いをかけられる体温計がかわいそうです。


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