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くすりの話


薬草のはなし

薬草観察に行ったことがありますか。バードウォッチングと同じように観察(ウォッチング)だけで、採ってはいけません。もしも百人が「一つぐらいなら・・・」と採れば、百本の薬草がなくなり、「昔は、センブリもたくさんあったのに」ということになります。

薬草を採ることはでさませんが、触ったり、においをかいだりはできます。ヨモギの柔らかさや、ニッケイのいいにおいなど、しつかりウォッチング。採らずにカメラに撮って記録します。

ふつう、薬草は、600ミリリットル(約3合)の水に1日分を入れ、トロ火で30分くらい煮立て、熱いうちに漉します。

ドクダミのような薬物は手で、軽く一つかみが1日分。毎日1日分だけを煎じ、その日のうちに飲んでしまいます。

煎じるための容器で、いちばんよいのは土瓶です。ステンレスやホーローでもかまいませんが、鉄と銅製はいけません。

ところで、とんでもない事件で有名になった「トリカプト」。覚えていますか。晩秋に青紫色の花が咲く野草で、薬草観察で見ることがあります。根の部分に毒があり、葉をかんだだけでもヒリヒリして、舌の感覚がなくなるほどです。

しかし、トリカプトの根を減毒加工した「加工附子(かこうぶし)」は興奮・鎮痛・強心作用があり、漢方ではとても大切な薬です。

目がかすんだり、夜中にオシッコが近いからと、いま「八味地黄丸(はちみぢおうがん)」を飲んだあなた!その中にも入っていますよ。

まさに薬と毒は紙一重?


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