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くすりの話


必要に応じてビタミンAに変身するべ−夕・カロチン

近ごろ、発ガンの危険性が予防できるとして注目されているベータ・カロチン。お盆のお供え物のニンジン、カボチャ、サツマ芋などには、このベータ・カロチンがいっばいです。

亡き両親を送るのに、お土産は何がいいか、胃ガンで死んだ父にたずねてみました。

すると「私はお酒がいいな。お母さんには、お前が作っただんごを。そして、ベータ・カロチンたっぷりの野菜は、私のような病気にかからないようにお前たちで食べなさい」と父。

まさか!こんなこというはずありませんが。

ベータ・カロチンは、植物にある黄色色素。細胞膜の損傷を防ぐ働きをします。最近、胃ガンや肺ガンに対する予防効果があることがわかり、脚光を浴びているビタミンです。

体の中の脂肪組織に蓄えられ、働くときは小腸の粘膜の中でビタミンAに変身するので、プロビタミンAともよばれています。

ところで、ビタミンAは、魚や肉の肝臓などから直接取りすぎると有害ですが、緑黄色野菜からベータ・カロチンとして取ったものを体の中に蓄え、必要に応じてビタミンAに変えて使う分には、何ら害はなく、安全だといわれています。

オレンジを食べすぎて手が黄色くなったことがあるでしょう? あれは体がベータ・カロチンを蓄えているのです。そして不足したときは、ただちにビタミンAに変身して補てんします。

株とは違ってこのような揖失補てんはだれにも迷惑かけないのですがね。


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