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くすりの話


刺されたらすぐ冷湿布。毒性に合った塗薬を

海や山で薬を持っていないとき、虫に刺されたらどうしますか。

昔から虫刺されには、アンモニアがよいといわれますが「おシッコをかければいいよ」なんて、いわれたことはありません?

たしかにアンモニア水は、毒液中の酸の中和や、タンパク成分を分解します。しかし、毒液の成分は必ずしも酸性・タンパク性のものとは決まっていないのです。

アリやムカデの毒液のように、強酸性のものの応急処置としてはよいようですが、痛みを止めるほどの効果はありません。

毒液が皮膚の中に入り込んだあとに、皮膚の上からアンモニア水を塗っても、ほとんど効きません。まして、塗ったために皮膚炎をおこすこともあるとなれば、アンモニア水は、あまり使わないほうがいいかな?って思うでしょう。

ふつう虫に刺されたら、まず冷湿布。そのへんにある水や氷で冷やしてください。それから毒素を分解する「カチリ」やタンニン酸が入った薬を塗ります。カチリというのは、水疱瘡のとき、乾くと白くなる薬を塗ったことがあるでしょう。あの薬です。

また、虫の毒素に対するアレルギー反応には、抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤が入った薬を使います。

ハチやガのように刺す虫の場合は、刺された所に針や毒毛が残っています。こすらずに、まず針や毒毛を取り、水で洗ってから薬を塗ってください。毒毛が取りにくかったら、セロハンテープが便利。しかし何といっても虫に刺されないことがいちばんの治療法です。

ところで、〜ハチの武蔵は死んだのさ〜という歌がありますが、ハチの針は刀ではなく産卵管鞘。刺すのはメスだけです。

ハチの武蔵は、武蔵ではなく、お通さんなのでは?


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