info_page

くすりの話


入れ歯の座布団、義歯安定剤

差し歯がとれてしまったおじいさん。「入れ歯の接着剤がはしい」と薬局へ...。

おじいさんに、接着剤と間違えられたのは義歯安定剤。これは入れ歯の安定をよくするためのもので接着剤ではなく、入れ歯の座ぶとんのようななものです。

市販されている義歯安定剤には、のり状、ゴム状、粉末状などがあり、それぞれに特徴があります。

ゴム状の主成分は酢酸ビニール樹脂。効果が数日間続くので便利なのですが、使用につれて硬くなり、ピックリと合わなくなります。そのため、定期的に張り替えますが、はがすのが一苦労。でも熱いお湯につけておくと、無理なくはがせます。

また均一に伸ばしにくいために、かみ合わせがおかしくなったり、入れ歯の位置が狂いやすくなるのも、もう一つの難点です。

のり状や粉末状のものは、カルポキシメチルセルロースやアラビアゴムが使われています。だ液や食事で溶けやすいので、効果は長続きしません。しかし、そのぶん、義歯安定剤の悪い影響は少ないことになります。

義歯安定剤は、あくまでも入れ歯のがたつきを安定させる一時的なもの。歯医者さんの指導なしに長期間使っていると、大切な歯ぐきに悪い影響を与えることもあります。また不潔になりやすいため、義歯性□内炎の原因になることも。

ですから、義歯安定剤は総入れ歯にかぎり、有効時間が短いものを一時的に使用する方がいいでしょう。

あったほうが楽な入れ歯の座布団です。上手に使ってください

あら!いくら具合がいいからといって、間違っても誰かさんを敷いてはいけませんよ。


「くすりの話」へ戻る

ホームへ戻る


▲Page Top


main_b_4