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くすりの話


1日1回だけ飲む薬。飲み忘れないでね

薬を長期間飲むことが多いのが慢性の病気の患者さん。2、3日ならいざ知らず、長いあいだ忘れずに飲み続けるのは、至難のワザ。
「3回が無理なら、1回ではどうだ!」とばかりに、最近は、1日1回だけ飲めばすむ薬が多くなっています。

ところが、薬というのは何となく、1日3回飲むものだと思っている患者さんが多く、「本当に1回だけでいいのですか」と、少し不安そう。大丈夫よ。私に、じゃなかった、薬に任せてください。

また、慢性の病気ではありませんが、症状が軽くなっても再発の可能性があるので、長いあいだ飲み続けなければならないのが胃潰瘍の薬。

胃潰瘍を治す新しいタイプの薬はヒスタミンH2拮抗剤。胃潰瘍を切らずに治せるといわれるほどの”すぐれ者”。

ストレスなどで、脳から胃酸の分泌を増加させる指令が出た場合に、これを受け入れる受容体をふさぐ働きをする薬です。

「胃腸薬なのに寝る前に1回だけ?」と、この薬ができたときは薬剤師の私だって、ビックリしましたもの。患者さんがとまどわれるのは無理ありません。

便利なようですが、この薬を飲み忘れると、薬を1日中まったく飲んでいないことになり、病気の治療ができません。


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