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くすりの話


薬は体を起こして飲みましょう

自動車教習所に行くと車を動かす前に、まず基本姿勢から教えられます。薬を飲むのに免許証はいりませんが、基本姿勢というのは薬を飲む場合にも大切です。

別に他人に迷惑をかけるわけでもないんだし、どんな格好で飲んでもかまわないんじゃない、って思うでしょう?ところが、ちゃんとした理由があるのです。

薬の上手な飲み方、その1。まず左手にコップ一杯の水、右手に薬を持ちます。左利きの人は逆に持ってください。

粉薬は、お水をひとくち含み、薬をその水に浮かせるようにして、素早く飲み込むとあまり苦みを感じません。錠剤やカプセルは、好き勝手に口の中に放り込んで飲んでもらてけっこうです。ただし、噛まないこと。

その2。寝そべったままで飲んではいけません。必ず起きた姿勢で飲むこと。たとえ寝る前に飲む薬であっても、薬を飲んだあとはしばらく起きていてください。

寝たままや、上半身をちょっと起こしただけの姿勢で薬を飲むと、薬が胃まで行きつかず、食道で途中下車してしまいます。そして、薬がそこで溶け出して食道潰瘍を起こすことがあるのです。

じつは、頼まれもしないのに、これを自分の体で人体実験してみた後輩がいます。

聞くところによれば、熱のため起き上がるのがつらくて、寝たままで薬を飲んだところ、その後まもなく胸のあたりが焼けつくように痛くなったとか。医師に診てもらったら、抗生物質が食道でひっかかり、それが溶けたためにできた潰瘍だとのこと。

幸い2週間ほどで全快しましたが、見舞いにきた友達からは笑われるし、さんざんだったとこぼしておりました。

まったくもってドジなんだから。行ったほうがいいんじゃない?薬の飲み方教習所。


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